件数より先に、リストの用途を決める
海外の特定地域で販売候補先を探す、既存リストのWebサイトを照合する、地域別の候補店舗を比較する、流通チャネルを整理する。用途によって必須項目が変わります。
例えば、Webサイトで取扱商品を確認するなら、サイト欄がない店舗は後工程に進めません。一方、店舗分布の把握が目的なら、連絡先を必要としない場合もあります。「1万件欲しい」だけではなく、「何を判断するためのリストか」をお知らせください。
最初に確認する五つの条件
- 国、都市、行政区、郵便番号などの対象範囲
- 業種と検索語。現地で使われる同義語、除外する近接業種
- 希望件数と、それが必須条件なのか目安なのか
- 必ず必要な項目。Webサイトや公開の代表電話など
- 重複基準。店舗単位か企業単位か、同一ブランドの別店舗を残すか
閉店・一時休業、最低評価、最低レビュー数などで絞る場合も、条件を先に合意します。条件を厳しくすると、最終件数は少なくなることがあります。
納品するもの
- 整理したリスト:合意した基準で重複処理し、処理前後の件数を記載します。
- 項目ごとの充足率:サイト、住所、電話などを別々に集計し、分母を明記します。
- 出典と日時:元ページのURLと取得日時を残し、必要な行を照合しやすくします。
| 項目例 | 意味・注意点 |
|---|---|
business_name、category |
公開名称と分類。分類は事前に採用基準を決めます |
address、city、country |
公開住所と地域。検索地域と実際の所在地を混同しません |
website、phone |
公開Webサイトと代表電話。未記載の場合は空欄になります |
rating |
取得時点の評価。現在値や市場全体の評価ではありません |
source_url、collected_at |
出典ページと取得時点 |
これは項目の候補です。公開サンプルには電話や個人の連絡先を含めていません。正式案件の項目は対象ページと利用目的を確認して決めます。
実例:50件でも、Webサイト付きは38件
メルボルンのカフェ関連店舗50件の保存データでは、Webサイト欄が埋まっているのは38件、76%でした。サイト必須で絞ると、候補は最大38件です。さらにリンクの帰属や現状を確認する必要があるため、38件すべてを有望顧客とは呼べません。
Google Mapsの実例と確認方法で、分類の違い、地域名の揺れ、まだ確認していない点を説明しています。公開データの検索結果は、都市の完全な事業者名簿ではありません。
よくあるご質問
都市内のすべての店舗を取得できますか?
完全網羅は保証しません。検索語、検索位置、結果上限、並び順の影響があります。地域を分割し、複数の語で調べて重複処理する方法を検討し、どの条件で見つけた候補かを明示します。
担当者の個人メールや携帯番号も探せますか?
個人の連絡先探索や、人物の身元を結び付ける調査はお受けしません。公開されている組織・店舗情報を中心に、目的に必要な項目に限定します。迷惑な一斉送信を目的とするリスト作成も対象外です。
定期更新できますか?
同じ取得条件と重複基準を用いる更新を検討できます。追加、今回未検出、項目変更を区別して記録します。更新間隔と再確認範囲は、業務上の必要性に合わせて相談します。
地域、業種、必須項目をメールでお送りください。少量テストで、件数の見込みと欠損を確認してから範囲を決めます。
